野沢の「雷神宮」
現在の雷神宮の中にある雷神宮の勧請は詳らかではないが、木造の
神社と雷神塔の石碑があり、陸前高田市内では特異な神社です。
再建記録札では安永6年3月(1778年)に再建されていること。また、
石碑の雷神塔は文化4年(1807年)次丁卯に建立されていることから、 概ね、最初の再建札から見て、30〜60年で再建したと類推すれば、 少なくても250〜300年の歴史が伺われる神社です。
最初の雷神宮の別当は「葉在家」です(「在家」⇒武家・領主の耕地を
下請耕作する本百姓が「在家・名田・名主」で、「葉+在家=葉在家」、 「半+在家=半在家」)。同家の屋敷周りには、「中山館(金氏)」との関 係もあると思われる墓碑もあります。
地域周辺には、天喜康平(1053〜1065年)の頃、気仙郡司の金為時
の居城「中山館」(中山館以前・西の沢館?)や歴史的遺産「西の沢堰」 (清口沢(現・佐野川)から人工的に造られた灌漑用水施設)もあり、古 くから地域の農業の神として「雷神宮」が崇められていたのでしょう。
時折、地域外からの参拝者もみられていますが、地域では毎年8月
上旬、地域の子供たちと高齢者が一緒になっての「万灯篭や花火大 会」などが行われています。
雷神宮:祭神は火雷神之命または火雷神で全国各地にあるが、岩手県
神社庁登録の
雷神関係は20社(20/859社)。陸前高田市内には、祠・石
碑が20基ある
とのことですが、私が見た限りではそのその数倍はあるように
思われます。
カミナリ:語源的には、「すさまじい閃光と雷鳴」から、「神が鳴る」から
「カミナリ・雷」と なった。
龍神:雷は、「龍が昇天して雷神になる:龍神・竜神」と言う中国の雷神
信仰の影響もあ り、海岸部には、龍神・竜神の石碑も多く見ら れています。
なお、雷神には、「加茂社系の別雷神(わけいかづちのかみ):若い
雷」と「火雷神(ほのいかづちのかみ)」があるようです。
古事記:黄泉の国の女王となったイザナミ神の腐乱した身体から生まれ
た神々?
頭から生まれた:大雷神
胸から生まれた:火雷神
腹から生まれた:黒雷神
女陰から生まれた:析(さく)雷神
左手からうまれた:若雷神・
右手から生まれた:土雷神
左足からうまれた:鳴雷神
右足から生まれた:伏雷神
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