「雷文字アラカルト」 
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「雷」:「ライ・かみなり・いかずち」の読み方から110余種ほどをまとめてみました。
今後、さらに収集します。皆様からの情報提供を期待しています。

   新着(追加) : ・疾風迅雷的快進撃〜進捗・天鼓雷音如来

       情報提供  kaakocyan@yahoo.co.jp

雷神宮あれこれ

:雷は、雲と雲との間や雲と地面の間で起こる放電現象ですが、昔は天上界に住む
神様の怒りと考えられ、「神鳴り」が語源のようです。
雷の文字は、雨と田の文字3字(田の旧字)から成り立ち、読みは「ライ・ルイ・レ・かみな
り」。中世以前は「なるかみ(鳴る神)・いかづち(いかずち)」で、中世以降から「かみな
り」が一般語化した。

万葉集に見る<雷・鳴る神>
@大君は神にしませば天雲の雷(いかづち)の上にいほりせるかも。
A天雲に近く光て鳴る神の見れば畏し見ねば悲しも。
B鳴り神の少し響みてさし曇り雨も降らぬか君を留めむ。
C鳴り神の少し響みて降らずとも我は留まらむ妹し留めば。
D天雲の八重隠り鳴る神の音のみにやも聞きわたりなむ。
E伊香保嶺に雷な鳴りそね我が上にはなけれど子らによりてぞ。
F天雲をほろに踏みあだし鳴る神も今日にまさりて畏けめやも。

「雷」の意味は、@かみなり・いかづち(厳(いか)つ霊(ち):「つ」は助詞)。雷鳴のような
意味から、転じて、大声(鼾雷:かんらい)・激しい音・速い・威厳のある人・人にくっつい
て騒ぐこと。A石をころがす・壘(るい)・?(らい)。B太鼓を打つ・擂(らい)。C爆発する
兵器。

1 雷と神話
  日 本:建雷命(タケミカヅチノミコト。雷:ミカヅチ)。
  中 国:雷公。雷師。雷祖。
  その他:ギリシャ:ゼウス。ローマ:ユピテル。北欧:トール。インド:インドラ。

2 「雷・らい」と読む場合
 雷雨(らいう):雷が鳴って雨がふること。雷鳴とともに降る雨。
 雷雲(らいうん):雷をもたらす雲。積乱雲であることが多い。
           季語:夏。
 雷火(らいか):落雷によって起こる火事。
 雷害(らいがい):雷による被害。停電,火災,建物の破壊,電気
            ・電子機器の損傷な             ど。
 雷管(らいかん):爆薬の起爆等に用いられる発火役。
 雷丸(らいがん):竹類の根に寄生する菌。
 雷魚(らいぎょ):スズキ目の淡水魚。台湾ドジョウとカムルチーの
            俗称。蛇に似た魚。SNAKE HEADスネークヘッドと
            呼ばれる。
 雷鶏(らいけい):ライチョウの別称。
 雷撃(らいげき):雷が落ちること。勢いに激しい襲撃。魚雷で敵艦を
            攻撃すること。
 雷撃機(らいげきき):魚雷を海面に発射する装置を備えた飛行機。
 雷鈷(らいこ):独鈷石(らっこいし)の別称。
 雷鼓(らいこ):雷の轟く音・雷声、八面のたいこ(?鼓:らいこ)。雷の背
          負う太鼓。
 雷汞(らいこう):水銀を硝酸で溶解し、エチルアルコールを加えて反
           応させた化合物。
 雷公(らいこう):雷師・雷神・雷祖で、かみなりを司る神(中国)
 雷光(らいこう):いなびかり、いなずま。
 雷災(らいさい):雷による被害。停電,火災,建物の破壊,電気・電子
            機器の損傷など。
 雷様(らいさま):雷の別称。
 雷酸水銀(らいさんすいぎん):雷汞(らいこう)の同じ。起爆剤など発
                    火具に供用。
 雷子(らいし):男の髪の結い方のひとつ(俳優雷子からでたもの?)。
 雷師(らいし):かみなり。
 雷車(らいしゃ):雷のとどろき、転にて、車の音に例える。
 雷獣(らいじゅう):想像上の怪物。晴天時は穏やかで、風雨にあうと
             勢いが猛烈になり、雲に乗って飛行し、落雷ととも
             に地上に落ち、樹木・人畜を害す。
 雷州半島(らいしゅうはんとう):中国、広東省南部の半島。
 雷序(らいじょ):歌舞伎の下座音楽のひとつで、歌舞伎以外は「来
            序」が用いられる。
 雷震(らいしん):雷のように激しく振るい動く。
 雷神(らいじん):雷電を起こす神。鬼のような姿で虎の皮の褌を纏い
            太鼓を輪形に連ねて背負い、手にバチを持つ。光の
            神。
 雷神宮(らいじんぐう):雷神社。
 雷声(らいせい):雷の音。雷鳴。
 雷石(らいせき):落雷によって砂地の砂粒が溶融して管状になったも
            の。
 雷樽(らいそん):中国古代の酒器。雷文を彫刻した酒樽。
 雷澤(らいたく):山東省にある沢の名。
 雷鳥(らいちょう):キジ目ライチョウ科の鳥。
 雷陳(らいちん):後漢の人・雷義と陳重。友情が非常に厚い人の例
            え。
 雷帝(らいてい):(ロシア、暴君イヴァン)
 雷霆(らいてい):かみなり、威勢、激しい怒りの例え。
 雷電(らいでん):かみなりといなずま。
 雷電為右衛門(たいでんためうえもん):江戸時代の力士の人名(雷
                          電為右衛門)。
 来電(らいでん):電報が到着すること。
 雷同(らいどう):みだりに他人の意見に同意する。かみなりが音を発
            して万物がこれに応じて響きを発するの例え。付和
            雷同。
 雷電様(らいでんさま):落雷を避けるお呪い等で祭られる神(北関東・
               信越地方)。
 雷動(らいどう):雷の鳴り渡るようにどよめき騒ぎ立てること。
 雷難(らいなん):雷による災難。
 雷の鳥(らいのとり):雷鳥の別称。
 雷発(らいはつ):爆薬の起爆等に用いられる発火役?。
 雷斧(らいふ):斧の形の石、石器時代の遺物。雷が斧でつんざく、ま
           たは、怪しい石。
 雷封(らいほう):県の長官の別名。威勢が領域内に雷のように響き渡
            る意味。
 雷名(らいめい):世間に広く知れわたって名声。名声に対する敬称。
 雷鳴(らいめい):かみなりがなる。かみなりのようになる。また、その
            大きな音声。
 雷吼(らいこう):雷鳴(らいめい)同じ。
 雷文(らいもん):いなびかりのように屈折した線でつくる一種の模様。
 雷紋(らいもん):いなびかりのように屈折した線でつくる一種の模様。
 雷除(らいよけ):避雷針。雷を避ける呪い。かみなり。かみなりよけ。
 雷竜(らいりゅう):爬虫類恐竜亜綱の化石動物。ブロンドサウルス。
 雷歯濫(らいれいふうひ):かみなりのように激しく、風のように飛ぶ
                   の意味で、為政者が政策の遂行に猛進
                   すること。雷歯絡s。
 雷ろう(石+良・らいろう):山崩れの音。

(その他)
  ・疾風迅雷的快進撃〜進捗・天鼓雷音如来
 ・殷雷・遠雷・魚雷・地雷・疾雷・迅雷・水雷・霆雷・避雷・百雷・落雷・
  遠雷・春雷・地雷原。蚊雷(ぶんらい:蚊の発する羽音)
 ・夏雷・放電・来電・雷電山
 ・朝雷・雪雷・冬季雷・火事雷・沙漠雷・火山雷・誘雷・雷都・大雷雨・熱雷・渦雷
 ・界雷・発雷・雷電温泉(北海道)。
 ・誘導雷・模擬雷。

2 かみなりと読む場合
 ・雷週間・雷注意報・雷警報・雷速報・雷漬け・雷予報・
 ・雷族 ・雷親父 ・雷除け ・雷三日 ・雷の壷 ・雷のまさかり ・雷干
  し ・雷門
 ・雷鳴り(かみなり:転じて、かんなりと読む場合あり) ・雷の陣 ・雷
  烏賊
 ・雷魚(秋田:ハタハタの異名) ・雷雲 ・雷声 ・雷サージ。雷おこし
  (雷門・銘菓)。
  なお、大陸からの強い季節風が山脈にぶつかり大雪を降らせる時
  に雷がなること
  がありますが、地域によっては「雷おこし」「雷おろし」の方言があり
  ます。
 ・雷草(かみなりぐさ:アザミ:スコットランドの国花)。
3 いかずち:いかづち・づちと読む場合
 ・雷(いかずち) ・雷(かみなり)の丘(奈良県)
 <8種類の雷神名>
 ・大雷(おおいかずち)・火雷(ほのいかずち)・黒雷(くりいかずち)
 ・析雷(さくいかずち)・若雷(わかいかずち)・土雷(つちいかづち)
 ・鳴雷(なるいかずち)・伏雷(ふすいかずち)
 ・建御雷(たてみかづち)・神様
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